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FTMの卵子凍結保存

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FTM夫を持つ夫婦がAIDによって子どもを授かり、家族を築くケースが増えてきました。

私もその内の一人で、第三者からの精子提供により2人の子どもたちを授かっていますが、この方法の場合、そのFTM夫と子どもとの間に血縁関係はありません。

しかし、現在は、卵子凍結保存という方法で、自分との血縁上の繋がりを持つ子どもを授かる方法も存在します。

今回は、その卵子凍結保存についてまとめてみました。

卵子凍結保存とは

仕事やパートナーの都合で産む準備が整わないまま卵子と共に年を重ねていき子供を産み辛くなることを「社会性不妊」といいます。
また、20-30代で好発する女性特有のがんの治療によっても妊娠する能力は低下します。これを「医原性不妊」といいます。

「卵子凍結保存」とはこのような「社会性不妊」や「医原性不妊」を回避・予防するために、出来る限り若く、流産しにくい卵子を体外に取り出して凍結保存することをいいます。

プリンセスバンクより引用)

FTMの卵子凍結保存

FTMの場合、子宮卵巣摘出手術前に、採卵を行わなければいけません。

既にホルモン注射を行っている場合でも、ホルモン注射を一定期間止めれば、採卵は行えるようで、海外では、FTMの妊娠、出産の例が数例あります。(ホルモン注射による卵子、胎児への影響ははっきりとしていません。)

現在、卵子凍結保存は、国内でもいくつかの産婦人科で行われていますし、タイでの卵子保存パッケージも存在します。

 卵子凍結保存にかかる費用

国内で行う場合には、採卵数や保存期間により値段は大きく異なりますが、仮に10個採卵できたとして、採卵で20万~50万円。

凍結卵子の保存料として、年間8万~25万円ほどかかるようです。

また、融解、体外受精の際にも費用がかかりますので、約100万近くかかると見積もっても妥当でしょう。

メリットとデメリット

卵子凍結保存をするメリットは、なんといっても自分と血の繋がる子どもが持てることでしょう。

また、融解後には顕微鏡授精を行い、既に受精している受精卵をパートナーの子宮内に注入しますので、一般的な性交渉よりも妊娠の可能性が高くなります。

一方で、デメリットは、採卵による身体的負担、金額的負担、凍結保存をしても、その卵子を使用するという選択に至る可能性、凍結卵子を使用して体外受精を行っても、妊娠に至る可能性が100%ではない事などが上げられます。

 まとめ

現実的には、金銭的、時間的な余裕が必要になります。

もしかしたら、卵子凍結保存に費やした時間、お金が水の泡になってしまう可能性もありますが、一つの選択肢として存在することは、知っておいて困ることはないと思います。

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