ブログ名:三橋順子先生ブログ
4月13日(金)
文学部事務室に行ったら、職員さんに呼び止められて書類を渡される。
見ると、ある学生さんが(学籍簿と異なる)通称名を使用することを教員に伝達し配慮を求める書類。
「あっ、このシステム作ったとき、私も関わりましたから、なんの問題もないです(私も通称名だし)」
講義の後、その学生さんがわざわざ「よろしくお願いします」と挨拶に来たので、同じように何も問題ない旨を伝える。
で、コメント票を読むと、性別の悩みで大学に進学できず、その間、独学で勉強していたらしい。
それがTwitterで、トランスジェンダーである私が明治大学で講義していることを知り、勇気づけられて、現役入学より4年遅れで、この春、明治大学に入学したとのこと。
「だから、三橋先生の講義、とても楽しみにしています」
「これからの社会はどんどん境がなくなっていくと考えています。ジェンダー、セクシュアリティについて広い視野で世界を見て生きていきたいと思って、先生の講義を受講しました」
読んで目頭が熱くなってしまった。
こういうことって、ほんとうに大学講師冥利に尽きる。
大学講師冥利
大学講師冥利
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