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下半身の脱毛を断られたトランスジェンダー女性 「差別」と訴えるも却下

下半身の脱毛を断られたトランスジェンダー女性 「差別」と訴えるも却下

下半身の脱毛を断られたトランスジェンダー女性 「差別」と訴えるも却下される(カナダ)
カナダで男性器をもつトランスジェンダーの女性が、ブラジリアンワックス脱毛を断られたとしてエスティシャン数名を訴えた。国際的に見て比較的人権擁護意識が高いカナダで起きたこのたびの提訴では、女性が有利とみられていたが、最終判決は彼女の訴えが却下されることとなった。『Global News』『KOMO』などが伝えている。
カナダのブリティッシュコロンビア州(BC州)バンクーバーを拠点とするトランスジェンダー活動家ジェシカ・ヤニフ氏(Jessica Yaniv)は、ブラジリアンワックスの脱毛を断られたことから自宅経営をしているエスティシャン5人を提訴していた。そして今月22日、BC州人権裁判所による最終判決が人々の注目を集めた。
ヤニフ氏は男性として生まれたものの、トランスジェンダーの女性として生活している。性転換手術は行っておらず男性器をそのまま残しており、このことについて本人は特に不満はないという。しかしヤニフ氏はビキニ周りのムダ毛が気になり、脱毛サロンで睾丸のムダ毛処理をしようと思い立った。
そこでFacebookのマーケットプレイスを利用して、ブラジリアンワックス脱毛を行っているエスティシャンに問い合わせをしたヤニフ氏だったが、ほとんどのエスティシャンから断られてしまった。
その後ヤニフ氏は、トランスジェンダーの自分に対しての差別行為だとして脱毛を断った5件のエスティシャンを訴え、それぞれに1万5千カナダドル(約125万円)もの賠償金の支払いを求めたのだ。この訴えにより、1人のエスティシャンは仕事を辞めるところまで追い込まれたそうだ。
ところがこれにメスを入れたのが、アルバータ州に拠点を置くカナダの法的擁護組織「憲法の自由のための司法センター(The Justice Centre for Constitutional Freedoms)」だった。同センターのジェイ・キャメロン氏(Jay Cameron)は訴えられた5人のエスティシャンや弁護士と一体となり、法廷で次のように述べた。
「自宅をサロンとして経営して、今まで男性および男性器のブラジリアンワックスをしたことのない彼女達にそれを強要するべきではありません。それは食料品店に自転車で乗りこむのを承知するようなものです。」
「それに男性器の脱毛に対してのトレーニングを受けていないことや、彼女達の中には男性器に触れることが許されない宗教上の理由もあります。さらに自宅での仕事は幼い子供がいる場合、その子を守るための安全性にも問題があるでしょう。」
「彼女達に、無理やり男性器にブラジリアンワックスをさせることはできません。そして国がそれを女性に強要することは全くもって間違っていると言えます。」
公聴会に参加した人々も、キャメロン氏と同じ考えを持つ人が多くいたという。またトランスジェンダー活動家の一部も、この件についてヤニフ氏のサポートを拒否しているとのことだ。
最終的にBC州人権裁判所はヤニフ氏の提訴を全て却下し、5人のエスティシャンのうち3人にそれぞれ2千カナダドル(約17万円)を支払うように命じた。ちなみに5人は移民としてカナダに移住していたことから『Global News』では、ヤニフ氏が日頃から移民に対して不満を持っていたため、このような行動に出たのではないかと示唆している。

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