深夜の高校をセーラー服姿でウロウロ…元銀行員常習犯の性癖
服姿でウロウロ…元銀行員常習犯の性癖
日刊ゲンダイDIGITAL / 2021年6月19日 9時26分
写真写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ
深夜、学校のトイレでセーラー服姿のおじさんに出くわしたら、恐怖でしかない。
和歌山市内の県立高校に侵入し、セーラー服を盗んだとして、会社員の上田民夫容疑者(55)が16日、建造物侵入と窃盗の疑いで県警和歌山西署に逮捕された。
上田容疑者は15日夜から16日未明にかけて、自宅から6キロほど離れた高校に侵入。クラブの部室から女子高生のセーラー服とスカート、スカーフを盗んだ。
一刻も早く「女子高生」になりたかったのか。上田容疑者はその場でシャツとスラックスを脱ぎ捨てセーラー服に着替えた。その姿のまま、深夜の校内をウロウロしたのだ。
午前2時過ぎ、近くを通りかかった30代の男性が、急に便意をもよおした。たまたま学校の門が開いていたため、トイレに駆け込もうとしたところ、セーラー服姿の上田容疑者と鉢合わせになった。まさに「学校の怪談」だ。
上田容疑者は慌ててその場から立ち去ったため、一瞬にして姿を見失ったが、しばらくして男性が敷地外に出ると、ついさっきトイレで顔を合わせた「男」を発見。ただ先ほどとは違い、上田容疑者はセーラー服を脱ぎ、ワイシャツにスラックス姿だった。男性が上田容疑者に「さっきの男か」と声をかけ、警察に通報した。
「通報した男性も勝手に校内に入っていますが、学校側の意向を聞いた上で、対応します」(捜査関係者)
上田容疑者は容疑を認めているが、セーラー服だけでなく「体操服フェチ」でもあり、常習犯だった。
上田容疑者は2005年から09年にかけ、今回と同じ県立高校に5回、忍び込み、10年に同じ容疑で逮捕されている。その時は教室から体操服上下、卒業アルバムなど、女子高生の持ち物を計11点盗んでいた。上田容疑者は当時、地元の銀行の営業課長代理だった。
「体操服は上が半袖シャツで下はハーフパンツだった。女子生徒が体育の授業で使用していたもので、手提げ袋に入れて机の脇にかけてあった。女子高生はすぐになくなっていることに気付いたが、数カ月経ってから、なぜか袋ごと返却されていた。セーラー服同様、着て楽しんでいたのかもしれません。裁判では懲役3年、執行猶予4年の判決が言い渡されましたが、その際、常習性がみられるので、再犯の恐れを指摘されていました」(司法関係者)
まさにその危惧が現実のものとなったが、この手の性癖はなかなか治らないだろう。
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