MMT(現代貨幣理論)とか、やたら分かりにくい。赤字国債発行しても、日本は国債償還期限にさらに赤字国債を発行すればよいので次の世代への負の遺産となることはない。
いぁ、それはよかった。
藤沢周平「漆の実のなる国」を読んでいて、財政面での当時の幕藩体制の問題点がいろいろでてくる。基本的に幕藩体制は借金まみれだった、、、
いまの日本も赤字国債が1,000兆円、GDPの2倍を超えている。これも借金まみれのように見えるけど平気らしい。
幕藩体制は年貢を基本として成り立つ経済体制。農本主義で、基本お米がベースになっている。ところが経済は複雑化していて、お米以外にも衣服やいろいろの商品が必要とされている。相対的にお米の経済に占める割合は低下し続けていた。年貢米だけでは財政が成り立たなくなっており、豪商から幕府も諸藩もお金を借りなくてはならなくなってきていた。江戸中期になると、幕府の権威も相対化してきて、最後には薩長にやられてしまう。
これを今の日本におきかえてみると、重厚長大経済から大きく変化した世界の経済に日本は立ち遅れてしまったのかもしれない。とくにデジタル商品(ソフトウェア)では、大きく遅れてしまっている。官公庁ってデジタル苦手世界ですよね。日本製OSを目指したこともあるが成功しなかった。理由はいろいろあるでしょうけど、本気でベンチャーを支援するという気持ちがなかったからかもしれない。オフコンって昔あって、オフィスコンピューターというもので、これは、パーソナルコンピューターと区別する用語でもあって、PCなんておもちゃという発想へとつながる。
ビル・ゲイツがMSDOSをもって日本に売り込みに来た時にまともに相手をする日本人経営者はいなかったらしい。アスキーとかソフトバンク(パソコン出版社時代)くらいだったのかもしれない。アスキーはどうなったかは知らないが、ソフトバンクはご存じの通りとなった。
世界金融、デジタル貨幣、そいういものも含めて、日本の資産を計算するのは難しいかもしれないけど、確実に世界の中でポジションを低下させていることは確かなように思える。
ジェンダーレスもそうだけど、日本って江戸時代的なところがまだまだあるのじゃないの?w
民主主義、社会主義、権威主義、全体主義といろいろな政治体制が世界にはあるんだなと思うことが最近多いです。
東京オリンピック、やるという選択肢しかないやろ(=゚ω゚)ノ
ということなら、テレビで思いっきり楽しみたいです。自粛にも疲れたし。
見えにくいけど、シンプルなのかも