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麻疹(はしか)の免疫

ブログ名:三橋順子先生ブログ

4月25日(水)

麻疹(はしか)の免疫について、ちょっと気になるので調べてみた。

(1)1977年4月1日以前生まれの世代
ワクチンは任意接種、1度も接種していない可能性が高い。
ただし、自然に感染し免疫を獲得している場合が多い。

(2)1977年4月2日〜1990年4月1日生まれの世代
1回接種法、キャッチアップキャンペーン非対象。
免疫ない可能性が高く、最も感染の危険が高い。

(3)1990年4月2日以降生まれの世代
2回接種法、キャッチアップキャンペーンの対象。
2回摂取していれば免疫を獲得している可能性が高い。

私はもちろん(1)で、幼稚園(5歳)の時に感染。
肺炎を併発し、体温計の測定上限の42度の高熱で、死にかけた。
だから、自然感染で免疫獲得。

息子は(3)で、ワクチン2回接種しているので、免疫があると思う。

(2)の世代は、現在28~41歳、そこがいちばん危ない。
麻疹の感染力はインフルエンザなどよりずっと高く、免疫のない人がウィルスに接すると高確率で発病する。

日本古来の土着ウイルス(D5型=バンコク型)による発症例は2010年5月が最後。以後は、海外から持ち込まれた型による発症例のみ。
今回、流行が懸念されているのも、台湾からの持ち込み。

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はしか 沖縄で流行中 高熱や発疹、強い感染力

高熱や発疹が特徴で強い感染力のある麻疹(はしか)の流行が沖縄県で続いている。最も有効な予防対策はワクチン接種で、旅行者の増える大型連休を前に、国立感染症研究所は接種履歴の確認を求めている。はしかを起こす麻疹ウイルスに免疫のない0歳児や、感染すると流・早産の恐れのあるワクチン未接種の妊婦は、沖縄へ行くのを控えた方がよさそうだ。

感染症研究所は24日、全国の今年の患者数(18日まで)を更新。全国で67人で、年代別では20~49歳で全体の4分の3を占める。患者数が特別多いわけではないが、67人のうち46人が沖縄県での発生だ。一方、沖縄県は、23日現在で患者は計71人に上ると発表している。

予防には、麻疹と風疹の混合ワクチン(MRワクチン)などの接種が有効。1歳と小学校入学前の2回、公費で予防接種が受けられる。だが、大人を中心に接種1回や未接種で、免疫の弱い人もいる。

はしかは感染力が非常に強い。くしゃみなどをしなくても空気感染する上、免疫を持たない人が感染すると90%以上が発症するとされる。症状は、感染から10~12日後に熱やせきが出て、その後発疹や高熱が生じる。

重症の場合は生命に関わり、注意が必要だ。世界保健機関(WHO)は全世界で年間約9万人が死亡していると推計している。先進国での死亡率は0.1~0.2%。また非常にまれだが、乳児が感染すると、中枢神経がウイルスに侵されて重い運動・知能障害を招く亜急性硬化性全脳炎(SSPE)を数年後に発症することもある。

今回の沖縄での流行は、台湾からの旅行客から感染が広がった「輸入はしか」だ。大型連休を控え、沖縄県はウェブサイトに「観光客向けQ&A」を掲載。ワクチン接種者の来訪は問題ないとする一方、0歳児やワクチン未接種の妊婦には「流行が終息した後、来ていただくことが安心です」と延期を勧める。

医療機関では、ワクチン接種を求める人も増えている。JR新宿駅南口近くの「ナビタスクリニック新宿」では、沖縄での感染拡大が報じられてから、ワクチン希望者が1日に10人程度と、以前の5倍近くに増加。沖縄への旅行客や、妊娠中の妻への感染を心配した男性らが接種に訪れるという。久住英二医師は「感染を防ぐにはワクチンが最も有効。妊婦など社会的弱者を守るためにも、旅行者に限らず接種してほしい」と話す。

加えて医療機関では、はしかの患者を診察したことのある医師が以前より少なくなっている。大型連休中は人の移動が多い時期のため、感染症に詳しい東京都立駒込病院の今村顕史感染症科部長は「患者が受診に来るかもしれないと、全国的に意識を高めておいてほしい」と注意喚起している。【野田武、河内敏康】

『毎日新聞』2018年4月24日 21時19分(最終更新 4月24日 22時26分)
https://mainichi.jp/articles/20180425/k00/00m/040/123000c
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