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レズビアン・イベントの参加資格『戸籍上女性限定』問題

ブログ名:三橋順子先生ブログ

3月21日(水・祝)

毎度おなじみ「レズビアン・イベントの参加資格『戸籍上女性限定』問題」、理屈以前に不思議に思うのは、どうしてそこまで戸籍上の性別を重視するのか?

たとえば、見かけ(gender expression)も行動パターン(gender role)もまったく男性、性自認(gender identity)も「俺、男っす」で、女性が大好きのセクハラ兄ちゃん、でも、戸籍は女性という人。

一方、見かけも行動パターンもほぼ女性、性自認も「私は女」で、女性が好き、でも、戸籍は男性のままという人。

レズビアンにとって、どちらが異分子で危険なのだろう?
やはり、後者なのだろうか?

たとえ使う気がまったくなくても、性器として機能しなくても、ともかく股間が出っ張っていたらNGという、身体(性器)本質主義はもういい加減、止めて欲しい。

というか、国際的なLGBTをめぐる人権感覚では、かなり以前から、そういう身体本質主義はNGなのだけど。

どこかのレズビアン系のイベントが、参加条件を「戸籍上女性限定」にして、トランス女性を実質排除するそれがのは、私的なイベントとしては勝手だと思う。
しかし、「Tokyo Rainbow Pride Weak」の登録イベントというのは、やはりまずいとだろうと思う思う。

「LGBT」って枠組みでTRPをやるなら、L/G/B/Tの間で無用の軋轢を生まないようにお互いが配慮すべきだと思うけど、現状は今回のようにマンパワーの大きなGとLの流儀が通される。
それじゃあ、マンパワーが弱いT(Bはもっと)は、いっしょにやる意味はあるのか?と考えてしまう。

話が元に戻るが、トランス女性って、レズビアンにとってはそんなに危険な存在なのかな?

そうした感覚をもつのは勝手だけど、それだとレズビアンとトランス女性がいっしょにイベントするのは無理ってことだよ。
トランス女性だって、自分たちのことをまるで性犯罪者予備軍みたいに思っているレズビアンと同席しても楽しくないし。
だとすると、やっぱり「LGBT」なんていう枠組みはフィクションもいいとこだよね。

社会の中で(一応)女性として生活している私個人は、そもそもそういう差別的なイベントには一切近づかないようにしているし、「LGBT」という枠組みから「あいつら危険だから」という理由でトランス女性を外してもらっても、たいして(というか、ほとんど)困らない。
「T」の枠は、たくさんいるトランス男性が担ってくれるから、それでもいいのだろう。

レズビアン・イベントの参加資格『戸籍上女性限定』問題
レズビアン・イベントの参加資格『戸籍上女性限定』問題
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