ヴィクトリアズ・シークレット、ブランド初のプラスサイズモデルを起用
現地時間10月4日(金)にロンドンを拠点とするランジェリーブランド「ブルーベラ」と提携したコラボレーションラインを発表したヴィクトリアズ・シークレット。プラスサイズモデルのアリ・テート・カトラーをキャンペーンに起用することを明らかにした。ヴィクトリアズ・シークレットがプラスサイズのモデルを起用するのはブランド誕生以来初めて。
courtesy of Ali Tate Cutler via Instagram
ヴィクシーは「ブルーベラ」とのコレクションについて「女性たちを勇気付けるものであり、多様化を実現した美しいデザイン」を広めるものだと発表している。「今回のラインは、自分のために毎日美しいランジェリーを身に付けたい女性たちを祝福するものだ」と説明している。アリは「小さい頃から尊敬していたトップクラスのスーパーモデルの隣に自分が立っている写真が、街に貼られているのを見るなんて予想しなかった」と喜びを語っている。
昨年のファッションショー後、チーフマーケティングオフィサーのエド・ラゼックが「トランスジェンダーやプラスサイズのモデルは起用しない」と発言していたことが報じられ、批判を浴びたヴィクシー。男性が考えるセクシーなランジェリーばかりでリアリティに欠けるという指摘も上がった。「自分のために」ランジェリーを身に着ける女性とわざわざ説明しているのは、これまでの方向性を変えるという姿勢を強調しているためと見てよさそう。
アリも「ヴィクシーが正しい方向に進んでいて、様々な体型やサイズの女性たちをもっと見たいと望んでいる観客の声に耳を傾けていると思う」と発言している。厳密に言うとアリを起用しているのは「ブルーベラ」で、ヴィクシーは正式に彼女と契約していない。でもヴィクシーが変わってきているのは確か。8月にはトランスジェンダーのモデルをカタログに起用することも発表している。今年は恒例のランウェイショーを行わないことが明らかになったヴィクシー。全く新しい形でショーを復活させる日も近いかも.
女性=男性より小さいという固定観念も崩れつつある。
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