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性同一性障害(MTF)・性別違和を診断してくれる病院は? ジェンダークリニック・精神科?!

ブログ名:女性化ガイド

以前、自分の性別に迷った時は、どこに相談すべきかという相談がありました。今回は、その回答の補足です。ジェンダークリニックと精神科の違いや、性同一性障害・性別違和の診断の考え方について紹介します。

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性についての専門家とは、精神科ではなく、ジェンダークリニックとかでしょうか?


性同一性障害や性別違和の診断は、精神科の担当です。しかし、どの精神科医でも正しく診断できるとは限りません。違う病気にされてしまったり、「あなたは違う」と言い切られてしまい、話を聞いてもらえないこともあります。できれば専門のジェンダークリニックがいいと思います。

ところでジェンダークリニックとうたう病院は、精神科や形成外科などがあります。中には、手術が主体なところもあり、しっかりした診断をしてもらえません。手術をしてほしいといえば、簡単に診断して、手術をする感じです。

自分の性別について相談したい場合は、精神科医がいるジェンダークリニックがおすすめです。

 

ジェンダークリニックが近くにない場合は、性同一性障害や性別違和に詳しい心理カウンセラーに相談してみるのも一つの方法です。

臨床心理士をはじめとするカウンセラーは、診断はできませんが、自分の性別について考えるアドバイスをくれるかも知れません。ただ最終的にどっちの性別で生きていくか、決めるのは自分です。

女性として生きるメリットやデメリットを考えた上で、それでも女性として生きていこうと決めたら、遠くてもジェンダークリニックに行って、性同一性障害と診断してもらってください。

もしくは、近くの理解のある精神科に行って自分は性同一性障害かもしれない、女性として生きて生きたいから、診断してほしいって頼んでみる方法もあります。

 

もし、どうしても診断してくれる病院が見つからない場合は、自己責任になりますが、いろいろな人の意見も聞きながらも、自分が生きたいと思う道を自分で選んでください。

例えば、美容外科などでホルモン療法を受けたり、個人輸入をした錠剤などを使うことができます。その後に、ジェンダークリニックに行ってガイドライン通りの治療を受けることもできます。

この方法は、最後の手段です。
診断を受ける前に、自己判断でホルモン療法などを始めることをフライングといいます。私はこの方法でした。

しかし、もしあなたがあせっているのであれば、立ち止まってもう一度考えてみてください。メンタルの調子が良くないときに、あせって大事なことを決めるのはよくありません。女性ホルモンは、一度はじめてしまうと元に戻ることができませんし、副作用の危険もあります。

 

いずれにしても、性同一性障害の診断は変わっていて、先生が「あなたは性同一性障害(MTF)ですから女性として生きることをおすすめします」とか「女性ホルモンを使いましょう」ということはありません。

当事者(患者さん)の方から、「私は女性として生きたいので、身体を女性に近づけてください」と言ってはじめて、診断されますし、身体的治療が行われます。

身体を治療してほしいといわないと、「性同一性障害(MTF)ですね。様子を見ましょう」で終わってしまうかもしれません。

 

性同一性障害(MTF)だからといって、必ずしも女性として生きるのがベストだからではないからです。性同一性障害・性別違和と医師に診断されて、女性として生きていくかどうかを決めるのは、当事者なのです。

精神科医の診療は、性同一性障害かどうか判断したり、どうやって生きていくかを決めるアドバイスをしてくれたり、そして今の生活をよりよくすることが目的なのです。

 

もし自分の性別がよくわからない、ということでしたら、信頼できるジェンダークリニックや性同一性障害・性別違和に詳しい精神科医・心理カウンセラーに相談したほうがいいと思います。

女性として生きるにしても、元の性別のまま生きるとしても、幸せに生きましょうね!

 

自分でしっかり考えた結果なら、きっと納得できるはずです!(=素材集から。モデルさんはMTFではありません。)

性同一性障害(MTF)・性別違和を診断してくれる病院は? ジェンダークリニック・精神科?!
性同一性障害(MTF)・性別違和を診断してくれる病院は? ジェンダークリニック・精神科?!
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