ブログ名:女性化ガイド
相談日:2017/12/15
相談者: エーデンさん
性別: MTF(何もしていない)
相談タイトル:
女性化して社会的に苦労するか、そのままで自分を騙したまま苦労するか
海外に住んでいるので、日本語が下手かもしれませんがご了承ください。この度はこちらの(https://joseika.jp/2058)相談室を訪れた後に、ちょっとした質問をしてみたく相談内容を書かせてもらっています。こちらの相談室ですと、さくらさん曰く「男性として生きることがどうしても苦痛で耐えられないという場合にのみ、女性として生きる道を選んだ方がいいです」との事ですが、ここでの“苦痛”とはどの程度の“苦痛”なんでしょうか?
二年前に自分が女性なんだなと気づいた私ですが、今まで男として過ごしていた分、私は別に自分が男のままで過ごしてもいいのではないかと思ってもいます。実際には、「男のままでいい」ではなく「どんな性別でもいい」が正しいんですけど。
友人関係、会社での人間関係、家族内での関係、その他諸々の人間関係は別に性別なしでも築き上げることが出来ると思っています。だから、別に女だろうと男だろうと同じなのではないかと思っていたりします。
ですが、ここで一番の問題は、私が恋愛が出来なくなることです。どんなに好きな相手がいようとも、その相手が自分を好きになったとしても、私が男である限り私が誰かと恋愛がしたくないんです。男のままで、好きな相手を抱きたくないと強く思ってしまうんです。どんなに相手が私を理解してくれる人でも、相手が見ている相手が女性であり、それが女性である自分でなければ嫌なのです。
誰かを愛するために、誰かと共にいるために、私は女性になりたいと思っております。実際には、ほかにも色々理由がありますが、一番の大きな理由はこれと自分を「女性」と思う性認識です。
だからこそ、もう一度聞きたいのです。
手術や治療、健康管理や社会での人間関係、その他多くの問題を抱えてでも女性になるほうがよろしいでしょうか
それとも、自分を騙し続け、やがて誰かを愛しても愛することをしないまま今後男として生きていくほうがいいでしょうか
よろしくお願いします
エーデンさん、こんばんは。いつもサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
2年前に自分が女性だと気づかれたのですね。その一方で、「どんな性別でもいい」という気持ちもお持ちのようです。性別に関係なく人間関係が築ける社会は、いい社会ですね。エーデンさんが住んでいらっしゃる国は、日本より進んでいるのかもしれません。日本も変わっていっくりですが少しづつ変わっていってますよ。
どの程度の苦痛があれば、女性として生きることを決意していいかですが、自分の身体が男性的であることがつらくてたまらない場合や、すでに女性として社会生活をおくっていて、男性的な身体のために社会生活の上で支障がある場合だと思います。
もちろん趣味として女性らしさを磨いたり、身体を女性化することは個人の自由です。しかし、ホルモン療法や、性別適合手術、睾丸摘出、豊胸、美容整形などをしてしまうと、元に戻ることができなくなってしまいます。一時の思い込みで、覚悟もなく女性化を進めてしまい、後悔される方も中にはいらっしゃるので、前述の相談への回答では「男性としてきることがどうしても苦痛の場合」というようにお答えしました。
本格的にホルモン療法などを試される前に、まずは女性の服装をしてみたり、メイクやしぐさを研究して見ることをオススメします。目立たないところからということでしたら、下着だけ女性物をつけてみたりとか、脱毛してみたりとかならあまり気づかれずにできますよ。女性のように生活しているうちに、本当に女性として生きたいと思ったら、その先の治療を考えるといいと思います。
女性になるこつは女性ホルモンが全てではありません。むしろ、ファッションとかしぐさとか、話し方とかのほうが大きいと思います。まずは男性的で不自然かもしれませんが、ホルモンとか外科的手術なしで、女性らしさを磨いてみることをおすすめします。他人の目が気になるかもですが、それに耐えられないなら、やめておいたほうがいいです。ホルモンや外科的治療をしても完全に女性になれるわけではないので、一定の努力がいるからです。
人目を気にするよりも、自分の幸せを考えて欲しいです。後悔するよりも、ましです。最後になりますが、エーデンさんが自分らしく充実した日々をおくれますように。
女性になりたいと思ったら、まずは試してみよう 性同一性障害 性別違和 MTF
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