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1000人のセクシャルマイノリティーのカウンセリングをしてわかった事

ブログ名:クノタチホのブログ

この3年間でトランスジェンダー(女装、ニューハーフ)の方を中心に1000人以上のセクシャルマイノリティーの方のカウンセリングをしてきました。

ご相談の多くは、
自己肯定感に対するお悩みが殆どです。
性に対する在り方に対する価値観は、世界レベル、国レベル、地域社会レベル、家系レベル、そのチャンキングされた様々なレベルでアタシ達のパーソナリティーや人格に影響を与えています。
『日本人の男はみんな金持ち』
と話すフィリピンパブのお姉さん
『九州男児は亭主関白だから気が合わない』
と話す大阪のお姉さん
『ウチの家系の男は代々、運動神経がいいはずなんだけどなぁ』
とアタシを見て首をかしげるウチの父親
共通している事は、各チャンク毎に一般化して例外が盲点になっている事なんです。
お金持ちじゃない日本人の男もいるし
尻にしかれるのが大好きなどMな九州男児もいるし
プロ野球選手が血縁にいるような家系の中にもアタシみたいな運動音痴の男も生まれるし
例外、マイノリティーは絶対に存在します。
アタシがセクシャルマイノリティーのカウンセリングをしていて見つけた共通の悩みの種は
『人と違う』という事に対する意味づけです。
『人と違う』という事って対する意味づけをしてるのは、やっぱり親なんです。
それに気づいたのは
『なんでアンタは皆が出来る事が出来ひんの!?』
と息子を叱る妻のすがたをふと眺めていた時です。
アタシは
『ママ、皆が出来る事なんて出来ても、なんの価値も無いよ、自分にしか出来ひん事見つける事の方が意味あるくない??』
と反論すると
妻は
『そんな特別な能力この子のどこにあるんよ!もし、そんな特別な能力見つからんまんま、アンタの言うようにしてたらこの子、何にも出来ひん子になるやん』と凄いけんまくで言い返してしました。
母親の愛情なんです。
例外じゃなくて、『人と同じ』という枠の中に入ってれば安心という価値観に基づいた。
セクシャルマイノリティーの皆さんをカウンセリングをする中で、記憶と感情を遡ると必ずウチの妻と息子のような『人と違う』いう事に対するに対しての親子のエピソードが出てきます。
『人と同じ』という枠に嵌めようとする力が変なカタチでかけられた結果、その反動でその親が型に嵌めようとした在り方では無い在り方を探そうとした結果がトランスジェンダーやレズやゲイになった原因と心理的には結びつく事が多くあります。
『人と違う』という事に対して、親が強い否定的な価値観を持っていた。
そしてその否定的な価値観にトラウマ的な体験をしたことがある。
その価値観とは違う価値観で生きたいという信念を持っている。
これは、セクシャルマイノリティーの皆さんの共通していることが多いように感じました。
ただ
●●で無い在り方って不安定なんですよ。
●●で無いって何も定まってないから。
●●が嫌なのはよくわかったから、じゃあどんな風になりたいの??
と聞くと言葉に詰まるというのも悩めるセクシャルマイノリティーの皆さんの共通点かな。
そこが言語化出来てる人は紆余曲折はあってもそこに向かって進んでいくから。
決まってないなら決めればいいだけだから。
ゆっくり楽しんで、服選ぶみたいな感覚で色んな人と会う中で自分のなりたいもの探しすればいいだけだから。
そんでなりたいものとか、好きなものとかに目を向け出すと不思議と気持ちって優しくなるから安心するんだよね。
『人と違う』って事に苦しんでる人もいれば、楽しんでいる人もいる、だから意味は自分が決めればいいんですよ。
性に対する在り方に対する価値観が『人と違う』って事にポジティブな意味を見つけれるようになる事がセクシャルマイノリティーの皆さんの幸せのカギみたいなもんだなって思います。

1000人のセクシャルマイノリティーのカウンセリングをしてわかった事
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