ブログ名:女装専門通販 女装の山田屋
バンコク特派員の山田です。
現地の女装事情をライブでお届けします。
タイと聞いて、女装子の皆さんはどんなイメージを抱きますか??
キレイなニューハーフ?
性別適合手術?
第三の性のトイレ?
タイに関して色んな憶測や噂が飛び交う女装界隈。
今回は首都バンコクに2年弱住んでいた僕が、偏見を交えて皆さんの誤解を解くべく手短に解説しちゃいます!
● 本当にトランスジェンダー天国なのか? ●
日本のテレビ番組で紹介されるタイのトランスジェンダーはとても美人さんが多いですね。
実際そんなに沢山の人がトランスジェンダーとして生きているのでしょうか?
答えを言うと、「それほど多くない!」
街を歩いているとたまーに、「めっちゃ美人やなぁ」とびっくりするような人に遭遇することもあります。
しかし、LGBTでいうと圧倒的にT(トランスジェンダー)は少ない印象です。
それより、男同士、女同士で手を繋いで歩いている人の方が多いですね。
「同性愛者>トランス」であり、むしろタイの場合は同性愛文化から派生したトランス文化という感じでしょうか。
つまり
女装する=男が好き
とみなされます。
日本の様に、「趣味女装」というジャンルはあまり見受けられません。
その他、僕が見てきたイメージとしては以下の通りです。
・これといってトランスジェンダーや女装が歓迎されている訳ではない。
一般人は割と無関心で、身内のことになったら反対する。その点は日本と同じです。
・トランスが多い理由は、単なる流行。
昔はそれ程沢山いなかった様で、ここ20〜30年の現象のようです。
また、タイは母権社会であり、管理職に占める女性の割合がなんと37%!
強い女性像に対して憧れを抱く人が多いのではないでしょうか。
今のところ説明がつくのはそれくらいです。
ネットで調べると、徴兵逃れ説や職業説、出家説が挙げられていますが、どれも完全なデタラメです。
・第三の性のトイレは見たことがない。
本当に一回も見たことがありません。
タイと一口に言っても日本の1.5倍の面積。今のところ見当たりません。
おそらく、一箇所出来たことで話題になり、それが全国的な試みのように報道されたのでしょうか。
・日本以上に地縁血縁学歴がモノを言う社会
タイは階級社会であり、同じ街の空気を吸っていても身を置いている階級によってルールも感覚も異なります。
外から見るとわかりませんが、中流以上の人間は無意識にその階級に見合うように生きています。
その階級から弾き出されることは殆どありません。
しかし、それぞれの社会において生きづらくなることは避けています。
なので、カミングアウトは意外と難しいことなのです。
大学生や若い社会人の殆どは親元に住んでいます。
タイの学校などでも、ノンケ男子は日本以上にトランスやゲイに対して距離を置くことがあります。
ノンケ女子やセクマイ系とは仲良くなれますが。
タイにも女装(したい)男子はいるとは思うんですよね。
でも、「女装はしてみたいけど、周囲にゲイだと思われるのはなぁ〜(汗)」
っていう感じのようです。
あと、そもそも趣味女装の概念が無いだけかもしれません。
● 近年のポップカルチャーと女装 ●
タイでも日本と同様に、アニメを筆頭に美少女系のコンテンツが人気です。
コスプレイベントでも、男性が女性キャラを演じることも増えてきました。
今回は一つ発見がありました。
こちらの写真を御覧ください。
この電車内の広告、二度見しちゃいましたよ。
真ん中の白い字を直訳すると、
「あなた達は、私が女性だと思いますか?男性だと思いますか?」
ついに来たかー?!
そう思いました。
マンガの広告だったようです。
ちらっと読んだところ、「少年が雷に打たれて少女に変わってしまう話」みたいですね。
女装男子が一度は妄想する内容じゃないですか!
これで萌えるタイの女装男子予備軍がどれくらいいるのだろうか。。。
日本の「男の娘カルチャー」も10年ほど前にそうやって芽生えた。
「いつか来た道」を見ているようですね(遠い目)。
潜在的に非常に強い”女装男子傾向”を持ちながら、
実は日本以上に保守的な面を併せ持つ国、タイ王国。
今後の動向に注目です!
以上、特派員の山田でした!
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