奥に行くと民族衣装がたくさん飾ってありました。
何と無料で貸し出しをしているようです。
奥の男性の係の方と思い切り目が合いました。
可愛い洋服が根っから好きなんですね。
このとき自分が男であることを忘れていました。
どれもこれも私の好きなイメージの洋服です。
1番の洋服がめちゃ可愛いので見ていたら、
背後から声を掛けられます。
「いかがですか?」
私は思わず、出来うる限りの高い声で、
「いいですか?」
「はい。」
「1番お願いします。」
自然な流れで洋服を渡されます。
私は受け取って更衣室の方に向かいました。
このときあまりにも可愛い衣装を目の前にして、
自分がおとこであることが意識から外れていたのでした。
更衣室に入るとたくさんのロッカーがありました。
そのとき中は誰も居ません。
中央に椅子があってそこに荷物を一旦おき目の前のロッカーを開けたとき、
外から女性の声が聞こえてきました。
そこで、自分自身、我にかえりました。
チケットを見ると、
女性の方のみ
何!!??!!
私はおとこ。
これは、まずい。。
他のお客さんが入ってきた瞬間、終わりだー
私はロッカーを閉め、急いで更衣室から出ようとします。
男が女装して女性専用のロッカーにいる。。
これは完全にアウトです!!
外に出たとき、他の女性のお客さんはいませんでした。
私はすぐさま、カウンターの係の男性に洋服を返しました。
「すみませんでした。私、おとこです」
係の男性の方は一瞬唖然としています。
これ最悪、逮捕されますね。
全く悪意はないのですがあまりにも思慮が足りませんでした。
これも可愛い洋服の魔力かも。。。
バレなかったのが逆にハマる結果に。。
次回に続きます。
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