詩織は男子たちのからかいを振り払うように、足早に女子部屋へ戻った。ドアを開けると、すでに奈々、美咲、千尋の3人が布団の上でくつろぎながら話していた。
「おかえりー! 何かあった?」
奈々がニヤリと笑う。
「……いや、男子がアホみたいな話してただけ」
「なになに、どんな話?」
「サイズの話」
「サイズ?」
「……ほら、男のさ……」
詩織が言葉を濁すと、すぐに3人はピンときたようだった。
「ちょっ、マジで!? 風呂でそんな話してたの!?」
美咲が身を乗り出す。
「そうそう。『お前何センチ?』とか、めっちゃ盛り上がってたよ」
「えぇ~! 気になる!」
千尋が頬を染めながらクスクス笑う。
「ねぇ、詩織、見た?」
「いやいや、見るわけ無いでしょ!」
詩織は苦笑しながら手を振る。
「でもさ、男子のってやっぱり大きさ違うのかな?」
奈々が興味津々な顔で聞いてくる。
「そりゃ、個人差あるんじゃない?」
「でも、男子ってすごい気にするよねー。女子でそんなこと気にする人いないのに」
「確かに。男ってなんであんなに張り合うんだろ」
「そもそも、どのくらいが普通なの?」
美咲が考え込む。
「うーん、平均ってどれくらいなんだろうね」
「さあ? でも、修学旅行で男風呂に入ってた子が言ってたけど、結構バラバラらしいよ?」
「へぇ~」
「大きい人もいれば、小さい人もいるってこと?」
「らしいよ。でも、でかすぎるのもアレだよね?」
「そうそう、バランス大事って言うし!」
「バランスって何!? どこ情報なのそれ!?」
「いや、なんかそういうの聞いたことあるもん!」
千尋が布団をバンバン叩いて笑う。
「でもさ、男の人ってどうしてそんなに気にするんだろうね? なんか女子ってそこまで考えたことなくない?」
「まぁ、確かに」
詩織は頷いた。
「でも、男子は自慢したいんじゃない? だからこそ、サイズの話で盛り上がるんじゃない?」
「そういうことかー!」
「でも、逆にめっちゃ小さかったらどうする?」
「え!? それは……ちょっと……」
「言えないよね……」
「でも、大きければいいってわけでもないし……」
「やっぱりバランスか!」
またしても千尋が笑いながら結論を出す。
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女子のおちんちん談義