ブログ名:女子の格好でお店訪問
「ニューハーフさんとかは来る?」
「今日それこそねー」
「ニューハーフじゃないのだけど男のひとが、カツラ被って、ドレス着てすんごい綺麗にした男のひとが来てました。」
「けどおとこだよね。」
「声聞いたら男なんだけど。」
「見た目はすごい綺麗にしてる。」
「おっさんだろ?」
「おっさんではない。」
「気持ち悪くなかった?」
「いや、でもねー可愛らしかった。」
「え?」
「無茶可愛らしかった。」
「ほんとに?」
「似会ってた。」
「おっさんが何してんだって思わなかった?」
「髪の長さがこの辺でウィッグ被って、化粧をして、」
「まじで?」
「ここまでのドレス着て。」
「えー。」
「毎日じゃないけどそんな格好してるって聞いたので。」
「そうなんだ。」
「ほんとに気持ち悪くなかった?」
「いやいや、めっちゃ可愛らしかった。」
「その格好が似会ってたので、めちゃ綺麗で。」
「どんな服なの?」
「服?」
「ほんまにね、上から下までつながったワンピースのなんかここにレースみたいな感じで、」
「着れる?」
「無理無理無理~。私絶対に着れなーい。」
「可愛らしくて、ここがレースで花柄で。」
「花がちょんちょんとついていて。」
「これって可愛らしーなーって。」
「女としても真似できない。絶対。」
「そのドレス着る事自体、無理ー」
「どうして?」
「私、絶対似合わない。」
「自分で思ってるだけだと思うよ。」
「いやいや、あたしほんとにドレスとか着るの無理なの。」
ここでこの女の子は突然他の席に呼ばれました。
結局、この女の子には正体を明かせないままで終わりました。
それにしても、意外でした。
かなり、厳しい言葉を覚悟していたので、嬉しかったというよりほっとした感が強いです。
あと、似合ってるっていうのも何だか素直に嬉しかったですね。
かなり年齢と不相応で的外れなワンピを着ていると見られてもおかしくないなあって思っていたからです。
食わず嫌いという言葉がありますが、洋服も似合うのに自分で似合わないって決めつけてる方が多いのかなーって思いました。この女性がこのワンピを着ると間違いなく似合うと確信しています。(‐^▽^‐)
この女性の音声をアップしますね。
動画の最後2枚の写真はこのワンピを着てある場所で真昼間に撮影した写真です。
三人目の方からも聞けました。
シーンは最初のゆうこモードへ戻ります・・・
3人目の女の子が横に座りました。
「はじめまして。」
「こんばんは。」
ここでお決まりのショットです。
彼女は写真では紹介できませんが、小柄で可愛い系の落ち着いた女の子でした。
話をしてると、左隣に女性がやってきました。
「御一緒させていただいていいですか?」
「あっ、いいですよー」
何と、この左隣の女性は、この女の子の仲のいい友達でした。
今日はプライベートで飲みに来てるとのことでした。
3人で和気あいあいと女子会のような感じでした。
(だから、てめーは男だって。 Byりとる)
(°Д°;≡°Д°;)
女子力、抜かりがないって言われましたが、何か自分では半信半疑です。^^
動画です。こんな感じの雰囲気でした。
こうして、女子会??が終わり、ゆうこモードから変身へ・・・・
シーンは男モードに・・・
ゆうこモードで話した三人目の女の子が横に座りました。
「はじめまして!お仕事の帰りですか?」
何とこの女の子も全く気づきませんでした。
これは完全に変身できていますね。
私は何とも言えない充実感に満たされました。
(変人め。 Byりとる)
(-_-メ
話をゆうこの話題に持って行きます。
「さっきの女の子と話していたんだけど、色々露骨に触るお客さんとかいるんだね。」
「ほんまですか?私はそんな触られることはないですね。」
「触ってきたらどうする?」
「うまく相手を傷つけないようにかわす。」
「そうかあ。」
「そんな感じです。うふふ。」
「じゃあ、暴れる客と触る客どっちがマシ?」
「そうやねー」
「暴れるお客さんは周りにも害がでるのでね。」
「まあ色々なお客さんいるみたいだね。」
「あっそれと、さっきの女の子が話してたんだけど、今日来てた客で、
なんか女の格好をしていた客が来てたって。」
「ほんまです?。あはは。」
彼女は話をそらしました。理由は個人の事を他人にべらべらしゃべらないのが理由だったみたいです。それでも私は話を強引に持って行き、ゆうこの印象を引き出しました。
「えー、けど人それぞれですね。」
「さっきの女の子に気持ち悪くなかったって聞いたよ。」
「そんなお客さん、内心嫌じゃなかった?って。」
「そうですー?」
「そんなことはない?」
「そんなことない。」
「ふーん。」
「ふつーに綺麗やったし、そういう人の方がほんまに女子力高いんで。」
「ニューハーフ系のほうが?」
「そう。実はそういうお店に自分たまに飲みにいくんですよ。」
「この町にあるの?その手のお店。」
「あります。あります。」
「おとこのほうが女子力高い?」
「高いです。」
「けれど恥ずかしくないんだろうかね。」
「そんな格好して。」
「でも、それはそういう人なんで。」
「さっきの彼女に聞いたんだけど、すごい可愛らしい格好していたって言ってたよ。」
「そう、すごい可愛らしかったです。」
「そういう人の方がたぶん女子力高いんで。自分たちより。」
「意外に女性ってラフな格好が多いんで。」
「すごい可愛い。」
「今日は興味深い話が聞けたなー」
「ほんまです?」
「その女子力の話とか。」
「気持ち悪くて、気持ち悪くてその場から逃げたいってなるんじゃないかと。」
「けどならないって。」
「ならないですね。」
「それが不思議だなって思った。」
「ならないです。」
「逃げたくなかった?」
「逃げたくないですね。全然。」
「話聞いてて、許容というか心広いよね。」
「人それぞれの個性なんで。」
「優しいよね。」
「そうです?うふふ。」
「色々いるからねー」
「そうですよ。」
「あと彼氏に化粧させたり女装させたりする女の子がいるらしいね。」
「あー、でも自分のまわりでも女友達が、彼氏に化粧した画像なんかを見せてもらったことがあります。」
「そうなんだ。」
「意外と可愛くなる。」
「意外と?」
「そう。」
「思った以上に可愛らしくなる。」
「見せてもらった子にめちゃ可愛いやん、って。」
「彼女の服を彼氏が着たりとか?」
「そうそう。」
「そんなのありとか?」
「全然ありですね。」
「楽しんでるみたいな。」
「うん。」
「逆にそっちのほうがより仲いい感じかなって。
「めちゃ仲良く見える。」
「逆転デートとか面白いかも。」
「うんうん。おもしろそー。」
「彼女のほうが偉そうにしてね。」
「行くぞーって感じでね。うふふ。」
「楽しそう。その発想なかったわ。」
話せば話すほど会話が弾み親密度が増していきます。
楽しいひと時が過ぎて行くにつれ私はだんだんと何か言いようのない彼女に対して申し訳ない気持ちが起きてきました。
それはどっきりとはいえ、うそをついているからです。
帰る時間がきたとき、私は彼女に言いました。
「ごめんって謝らないといけない」
「うん?」
「何をです?」
「ごめんなさい」
「えっ」
「何で?何もされてないです」(笑)
「このことはこのお店の誰にも言ってほしくない」
(先ほどの女の子は別ですが・・・)
「何もされてない・・」(笑)
ボーイさんが来ました。お金を渡します。
「これが今回最後かも知れない。来るの。」
「何でです?何かしました?」
「謝る理由はうそをついてネタにしてしまった」
「どういうことです??」
私はゆうこの写真を見せました。
「え、これはさっき来てた人。。何、何?」
きつねにつままれた表情をしていました。
何を言ってるんだろうって顔をしています。
やっと気づきました。
「あー、そうなんですか?」
「うん」
「本当にわからなかった?」
「うん」
今回の企画の意図を彼女に伝えました。
彼女は心が広いです。にっこり笑って全然大丈夫って言ってくれました。
「もう、来ないなんて言わずまた来てください。あの姿で。可愛かったですも。」
(=⌒▽⌒=)
私は彼女に笑い返して店を後にしました。
私は彼女の雰囲気と優しさに男として一晩の恋をしたのかも知れません。
これで今回のお話を終わりにしますね。
何とも言えない思い出が一つ加わりました。
i印象に残ったエピソードを再掲しました。
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右の方が今回のお話の女の子です。(^∇^)
思い出の怪人2面相?のラウンジ編~後編
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