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第八章:自慰の違和感

深夜、部屋の静けさの中で、悠斗はベッドに横たわっていた。

身体は熱を帯び、テストステロンの影響か、性欲が抑えられないほど高まっていた。指を握りしめ、深く息を吐く。

「どうすれば……」

かつてのように、無意識に下半身へと手を伸ばす。しかし、そこには何もない。

「……そうだった。」

何度経験しても、この瞬間が一番辛い。

指先が肌をなぞる。陰核は少し発達していたが、そこにかつての感覚はない。刺激を与えても、どこか物足りなさが残る。

昂ぶる気持ちはあるのに、どこへ向かえばいいのか分からない。

かつての快感を知っているからこそ、それを得られないことが耐えがたい。全身が熱く、どうしようもないのに、その出口がない。

「くそ……」

手を止め、ベッドのシーツを握りしめる。呼吸は荒いまま、虚しく天井を見上げる。

どうしようもなく、寂しい。

身体は確かに男性ホルモンに反応しているのに、それを解消する術がない。満たされない欲望は、どこにも行き場がなく、ただ彼の中で燻り続ける。

目を閉じても、眠れそうになかった。

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女装拡散ゾウさん
掲載媒体:性転換大失敗!元ナシナシニューハーフが男に戻る!
第八章:自慰の違和感